日本生殖心理学会では、生殖医療や不妊心理臨床に関心を持つ、心理師 ( 士 ) を対象とした 2024年度 ( 第17期 ) 「生殖医療相談士養成講座」を開講いたします。
2024年度 ( 第17期 ) 生殖医療相談士 養成講座のご案内
2024年度 生殖心理カウンセラー / 生殖医療相談士 ( 共通 ) 養成講座案内 ( PDFダウンロード )
2022年4月より、不妊治療の保険適用が開始されました。体外受精を行う施設の多くが算定する「生殖補助医療管理料Ⅰ」の施設基準には、「看護師、公認心理師等の患者からの相談に対応する専任の担当者を配置していること」の文言が入り、“あたりまえ”の生殖医療に相談体制の整備が求められることとなりました。しかし不妊当事者の悩みは単なる情報提供で対応できるものではなく、不妊当事者の独特かつ複雑な心理理解、確かな面接技術、諸制度や倫理的問題への深い見識など、通常の医療を行うための医療知識にとどまらない幅広い知識や技術も必要です。
本講座は、現場で本当に役に立つ患者支援の知識とスキルを、現在考えうる最高の布陣の講師陣から学ぶことができます。
忙しい生殖医療の現場で、当事者からの切実な現実がぶつけられる自治体の現場で、当事者支援にかかわるあらゆる現場で、本当に自分のやっていることが当事者の役に立っているのか、もっと効果的な心理支援を行うためのスキルを身につけたい、そんなニーズにお応えするために本講座はあります。初心者からベテランまで、それぞれの現場で活かせる生殖医療相談 ( 不妊相談 ) の本質を一緒に学びませんか。
講義スライドのサンプルをご覧いただけます
2024年度 生殖医療相談士 養成講座 概要
主催 | 日本生殖心理学会 ( JSRP ) 理事長 古賀 文敏 |
目的 | 不妊体験者への不妊相談を行う者が、患者心理の十分な理解に基づく適切な援助スキルを習得すること。 看護職など心理職以外の者が、自身の専門性を生かしながら不妊患者心理の特性やカウンセリングのスキルを学ぶことで、専門職としての能力の向上に寄与する。 |
実施形式 | Web上のオンデマンドで学ぶ eラーニング講義と、集合型のスクーリング演習を組み合わせて実施します ( 状況によってはオンライン演習に振り替えとなる可能性もあります )。 |
特色 |
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主な内容 | 基礎生殖医学と生殖・不妊の心理学の基礎、ロールプレイ等の不妊相談演習 |
講師 | 平山 史朗 ( コースディレクター、本学会 副理事長 ) 他、 医学面は原則として本学会・役員の医師が担当します。 |
修了証 | 講座修了後、基準を満たした者に修了証を授与します。 |
認定証 | 修了証の授与後、別途、生殖医療相談士認定試験を実施し、合格者には本学会認定の生殖医療相談士資格登録証を授与します。 ( 5年毎に更新 ) |